チラシじゃない チラシじゃない ノートの端さ~♪
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ボロアパートの階段を照らす街灯には、公園の入り口にあった物と同じ様に数羽の蛾が群れ飛び交っていた。そのうち一羽が電灯の熱に焼かれたのか、俺の足元にポトリと落ちた。
ぼやけた人工の光に魅せられた哀れな蛾は、しばらく羽をバタつかせていたものの、已む無くその光の下に天命を全うした。その体は、日が昇る頃には働き者のアリ達によって彼らの巣の中に運ばれて行く事だろう。
ひとつの命を見取った俺はさて、と一段飛ばしで階段を駆け上がった。二階にある部屋のドアを開けると同時に、少し涼しい風が中に入って行った。懐かしい匂い・・・そんな感覚の物だった、気がした。
無駄に疲れを重ねたこの数時間の事も、ドアを閉めた瞬間には明日はダラダラ過ごそう、という決意を固める後押しとなり、俺は携帯のアラーム設定を弄る事も無く敷きっ放しの布団の上に身を投げた。うつ伏せの状態のまま片目を薄く開けて握ったままの携帯の画面を見ると既に四時を回っていて、その向こうの窓の外が急に明るくなっていくのが分かった。
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ほ、殆ど自分で回してるなんて分かってるんだからねッ!!!
スティック同時発売希望。
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アニメとかゲームとかいわゆるそゆ奴
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Wiiの事を書く事はあるのだろうか。。。
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